現役世代と将来世代の負担軽減に向けた 『ごみ処理体制の見直し』に係る市民対話に参加して

現役世代と将来世代の負担軽減に向けた

『ごみ処理体制の見直し』に係る市民対話に参加して

2026.05.28 青山欣弘



 昨日、五井公民館にて開催された「ゴミ処理体制の見直し」に関する市民対話に参加いたしました。

 集会は、まず担当課長からの説明から始まり、その後は事前に分けられた6つのグループでの討論へと移りました。討論のテーマは「見直しの必要性」と「実施に向けて不安なこと」の二つでした。一部に過激な発言も見受けられましたが、全体としては終始、穏やかに坦々と意見交換が進められました。(所要時間2時間)


 私自身、直接の質問の機会は得られませんでしたが、討論の中で発言いたしました。市の当初の説明では、「君塚五丁目」で以前実施されたプラスチックごみ回収のトライアルについて触れられておりませんでした。そこで私は、班の討論において、このトライアルの実施状況や地域での様子についてメンバーと共有し、班としてその内容を発表いたしました。この発表を受けて、市の担当者からも後追いではありましたが、トライアルについての補足説明をいただくことができました。


 地域への広報のため、会場内での録音についての許可を求めましたが、禁止とのことで叶いませんでした。本日、資源循環推進課に確認しましたところ、市長による説明の動画が後日Webサイトで公開されるとのことですので、そちらの公開を待ちたいと思います。Webサイトへの掲載がわかりましたらまたご案内いたします。また、広報誌6月号で「ゴミ処理体制の見直し」について特集が組まれるとお聞きしました。合わせてご活用ください。

 なお、当日配布された資料は、すでに市のWebサイトに掲載されているものと同様のものでした。細かな数値も含めて詳細に案内されておりますので、ご関心のある方は、市のWebサイトをご参照ください。下記のU R L、QRコードになります。

https://www.city.ichihara.chiba.jp/blob/images/common-article/69d5d83d2185dc7f7b81684e/現役世代と将来世代の負担軽減に向けた「ごみ処理体制の見直し」に係る市民対話説明資料.pdf

(このサイトの「説明資料」より閲覧、また、ダウンロードすることができます。)


 今回の市民対話の資料の「ポイントを要約」したものと、この対話を通じて浮き彫りになった「意見や疑問点」そして討論のポイントを整理いたしましたので、あわせてご確認いただければと思います。ただ、最近耳が遠くて正確性に欠けるところ、私も勉強を始めたばかりで質問いただいても返答ができないこともあると思います。今後皆さんと理解を深めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


現役世代と将来世代の負担軽減に向けた

『ごみ処理体制の見直し』に係る市民対話説明資料」の要約

1. 背景と目的

市原市の現行のごみ焼却施設は、稼働から30年以上が経過し老朽化が進んでいるため、安定的なごみ処理を確保するための更新が必要です。この施設更新に伴う総事業費は552億円(市負担分は451億円)が見込まれており、将来世代の負担を軽減するため、施設規模を縮小しコストを抑える体制への転換が求められています。

2. 取り組む3つの施策

ごみの減量化・再資源化を推進し、焼却施設規模を縮小するために以下の3つの施策を連携して実施します。

• ①プラスチック資源の一括回収 現在、燃やされているプラスチック資源(製品プラスチック含む)を分別回収し、市内の臨海部企業で循環利用します。これにより焼却量を減らし、再資源化と温室効果ガス削減を目指します。

• ②ごみ収集運搬体制の見直し 燃やすごみの収集回数を減らし、その分プラスチック資源の回収に充てることで、ごみの分別を促しつつ収集運搬経費の増大を防ぎます。

• ③ごみ処理手数料の有料化 家庭系ごみの排出量に応じた手数料を徴収する仕組みを導入します。これにより市民の分別意識を高め、ごみの発生・排出抑制を促します。得られた収入は、ごみ処理施設の建設・運営費に充当し、将来にわたって安定した体制を維持します。

3. 見直しの効果

本施策を実施することで、以下の効果が期待されます。

• サーキュラーエコノミー(循環型経済)の構築: 市の特性を生かしたプラスチックの市内循環を実現し、環境と経済の好循環を図ります。

• カーボンニュートラルの実現: 分別促進による焼却量の削減で、温室効果ガス排出量の削減に寄与します。

• ※カーボンニュートラルとは、二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの「排出量」と、森林などによる「吸収量」をプラスマイナスゼロにする状態

• 将来にわたるコスト削減: 焼却施設の規模を縮小することで建設費・運営費を削減し、埋立地の延命化も図ります。



市民対話の討論の様子

テーマ1:「見直しの必要性について」


【必要性への理解】

• 環境意識の向上: 分別意識の高まりや、ゴミ減量に向けた住民の意識改革が期待できる。

• 資源循環の促進: プラスチックを一括回収し、市として再資源化を図る方針は評価できる。また、現状の取り組みは遅いくらいであるとの意見もある。

【納得しにくい点】

• 周知・広報の不足: 制度の趣旨やメリット、具体的な手順についての広報が不足している。リーフレットや動画など、多様な媒体での周知が必要。

• 経済的負担への不安: 物価高騰下での有料化に対する強い抵抗感。「1Lあたり1円」の価格設定に対する疑問がある。

• 衛生面・環境への影響: 可燃ごみの収集回数削減による臭いの発生や、プラスチック削減によるエネルギーバランス?(重油消費量等)への懸念。

• 特定の世帯への配慮: 高齢者世帯にとっての負担増への懸念。また、庭木・雑草の排出時対応については有料化を見直してほしい。

• 広域処理に対する不安: 2市2町での広域処理受け入れに対する納得感が低い。

テーマ2: 実施に向けて不安なこと

【具体的な不安事項】

• 分別方法とプロセス: 詳しい分別方法が不明確。また、プラスチックの再利用先や具体的な工程を知りたい。

• 制度運用上の懸念:

o 既存袋の扱い: 手持ちの指定ゴミ袋はどうなるのか。

o 管理・監視: 不法投棄の増加に対する監視体制(警察との連携など)。分別不十分なゴミの回収拒否基準。

o 周辺環境: ゴミ搬入トラックの増加による渋滞。

・ その他: 野焼きの増加

【市への配慮・要望事項】

• きめ細やかなサポート:

o 全戸へのリーフレット配布および各ゴミステーションへの看板設置。

o 高齢者・子育て世帯へのゴミ袋配布や経済的支援。

o 個別収集?の実施。

• 現在の利便性の維持: 既存の拠点回収(プラスチック)の継続。

• 庭木・雑草対策: 有料化の再検討。

【その他】

・ バイオプラスチック袋の調達ルート

・ 施設の老朽化について周知してほしい

・ カラス対策を考慮した袋の色(黄色など)の検討。

討論された内容は、非常に多岐にわたり、市民の皆様の生活に直結する切実な不安や期待が含まれていました。各所で行われた市民対話に寄れた意見や要望がまとめられて今後の実施に向けた施策に盛り込まれていくものと思います。継続してこの動向に注視していきたいと思います。


 市民対話終了後、担当課長と立ち話ですが、本日の感想とお礼を述べ、聞いて見たかったこと訊ねてみました。「昔は、鍋を持って豆腐を買い、野菜は新聞紙に包んで、醤油、お酒、油などは徳利や瓶で、お肉やチーズ、おにぎりは竹の皮を、寿司や菓子折り、仕出し弁当は木の折り箱を、納豆は藁で、 乾物や煎餅はブリキ缶を使っていました。プラスチック製品に頼らずに、こうした昔の知恵に回帰する方策ももう一つの道ではないですか?」と。。。。

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